創業300年を超える蔵元の酒が楽しめる、しゃぶしゃぶ「悠久乃蔵」





先日、ある勉強会の懇親会で、創業300年を超える蔵元の酒が楽しめるという豚しゃぶしゃぶのお店「悠久乃蔵」に行ってまいりました。

はじまりは、スパークリングの日本酒です。

シャルドネ仕立てで、アルコール8%。

ぶどうのフレッシュで芳醇な香りがすばらしいスパークリングです。



前菜、お刺身などが登場して、メインの日本酒しゃぶしゃぶです。

この日は「久寿玉」というお酒が、どぼどぼと土鍋に投入されます。


日本酒はアルコール分を飛ばさないといけないので、しばらく待っていると、気化したアルコールに火がついて、まさかのフランベ状態。

火があがります、とは聞いていましたが、結構な時間、高く炎が上がっていました。



しゃぶしゃぶの野菜は、豚肉と一緒に食べやすいよういという配慮から白菜など細切り、にんじんはピーラーで薄く削いでいました。

これは家庭でも真似したいテクニック。

この「悠久乃蔵」は、300年以上脈々と続く日本酒の蔵元があつまり、「日本酒=日本文化」として、日本酒を理解して、蔵元を応援しちただきたいというお店です。




以前、このブログで紹介した「ほまれ酒造」の唐橋裕幸社長もおっしゃっていましたが、日本酒は日本の風土と水によって磨き上げられた、まさに日本の文化なのですが、その経営は岐路に立っています。

米の作り手(農業)と酒米の確保、施設の更新費用(かるく1億円くらいかかる)というなか、中小の蔵元経営は四苦八苦ということのようです。

そのような事情もあり、こちらでは「悠久乃蔵会」という会員制度があります。

ワイナリーを継続してもらうためにワイナリーのファンが寄付するというものを日本酒に導入したもので、年会費3000円を支払います。




会員になると、土日はしゃぶしゃぶ食べ放題という特典もついているので、とってもお得。




しゃぶしゃぶ以外にも、カフェやスイーツのお店があり、日本酒の奥深い味と歴史を感じることができます。

銀座にいらっしゃったらぜひお試しください。





悠久乃蔵
http://yukyunokura.jp/




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